飛翔体衝突を受ける建屋及び建屋内包機器の衝撃応答に関するキャリブレーション分析
OECD NEA IRIS Phase 3; Final Workshop
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2022年2月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- フランス
原子炉建屋に飛翔体が衝突した場合、衝突時に発生する応力波は衝突を受けた壁から建屋内へと伝播する。この応力波は建屋内において高振動数を含む振動を励起する可能性があり、安全上重要な内包機器への影響評価が課題となっている。OECD/NEAでは、飛翔体衝突による原子力施設への影響評価を目的としたベンチ マーク解析プロジェクト(IRISプロジェクト)を立ち上げ、そのフェーズ3(IRIS3)として建屋内包機器への影響評価に取り組んでいる。われわれは、このIRIS3に参加し、原子力施設建屋及び建屋内包機器を模擬した構造物への飛翔体衝突試験の結果を対象にキャリブレーション分析を実施した。本発表では、飛翔体衝突による建屋及び建屋内包機器の応答への影響に関するキャリブレーション分析より得られた、建屋を模擬した構造物の損傷による卓越振動数の低減や、建屋内包機器を模擬した構造物の接合形式の違いによる応答への影響等に係る知見について報告する。