講演・口頭発表等

2001年3月22日

近赤外分光法による乳幼児の音声言語刺激に対する脳反応

電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
  • 古屋 泉
  • ,
  • 森 浩一
  • ,
  • 皆川 泰代
  • ,
  • 林 良子

記述言語
日本語
会議種別

近赤外分光法(NIRS)は脳の局所的な神経活動に伴う酸素化,脱酸素化,および総ヘモグロビンの相対変化量を測定することで,無侵襲に脳機能を測定する.本研究では多チャネルのNIRSを用いて0〜4歳児の音韻対比,抑揚対比刺激に対する左右聴覚野近傍の反応を測定した.1〜5歳児においては先行研究で示した右利きの成人と同様に[Furuya et al., Neurosci Res S24: S77, 2000]音韻処理においては右に比較して左聴覚野近傍で優位な反応が観察された.0歳児においては,音韻処理時においても,はっきりした左聴覚野優位な反応は観察されなかった.

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003297932