講演・口頭発表等

2016年

コンテナ苗植栽作業における労働負担

日本森林学会大会発表データベース
  • 伊藤 崇之
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  • 山田 健
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  • 鹿島 潤
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  • 山口 浩和
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  • 猪俣 雄太
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  • 今冨 裕樹
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  • 旗生 規

記述言語
日本語
会議種別

コンテナ苗植栽作業の軽労化を図るため、作業中の心拍数を計測して作業者にかかる身体的負担の評価を行った。調査は2014~2015年にわたって長野県及び宮崎県で行った。作業者はいくつかの器具を使用してコンテナ苗の植栽を行い、比較のため普通苗の植栽も行った。植栽器具は唐クワ、スペード、ディブル、プランティングチューブで、普通苗は唐クワのみ行った。またコンテナ苗用の唐クワについては一部改良されたものを数種類用いた。分析には個人差の影響を少なくするために心拍数増加率(=(作業中の心拍数-安静時心拍数)/安静時心拍数×100)を使用した。安静時心拍数については、作業開始前に10分程度座って休憩を取り、その心拍数を平均して算出した。また、作業の種類を変更する場合には、前の作業の影響を無くすために10分間の休憩を取ることとした。心拍数の計測は胸部に装着するタイプの心拍計を使用し、5秒おきに心拍数を計測した。また、作業の様子をビデオ撮影し、時間観測を行って作業時間を算出するとともに、心拍数データと統合することで経過時間と心拍数の関係を明らかにした。

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005167188