共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

オキシトシン・コルチゾールの母子関係形成と子どもの精神発達に与える影響

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
15K01755
体系的課題番号
JP15K01755
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

オキシトシンは養育行動や社会性行動などに関わるが、母子関係においてどのように作用するかは不明である。この問題を明らかにするために、エコチル質問票と血中オキシトシン濃度の間で関連性を調べた。子宮内膜症または不安障害の既往歴を持つ女性は、持たない女性と比べ妊娠中後期・出産後の血中オキシトシン濃度が低かった。有意ではなかったが、オキシトシン濃度が高いほど育児に対しての不安感が低減される傾向が見られた。よって、既往歴がオキシトシンに影響すること、オキシトシンが養育行動の変容を引き起こしている可能性が示唆された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K01755/15K01755seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K01755
ID情報
  • 課題番号 : 15K01755
  • 体系的課題番号 : JP15K01755

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