MISC

2001年

脊髄髄内原発悪性リンパ腫の1例

脳神経外科ジャーナル
  • 宮脇 貴裕
  • ,
  • 草鹿 元
  • ,
  • 篠田 宗次
  • ,
  • 増澤 紀男

10
6
開始ページ
409
終了ページ
413
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.7887/jcns.10.409
出版者・発行元
日本脳神経外科コングレス

悪性リンパ腫が脊髄髄内に原発することはきわめて稀といわれている.われわれは41歳, 男性で, 両下肢の温痛覚障害, 両下肢の筋力低下, 膀胱直腸障害で発症した1例を報告する.MRIを含む画像所見では, Th7〜9に及ぶGd-DTPAにて増強される腫瘍を認め, 脊髄髄内腫瘍の診断で同部位の椎弓切除と生検術を施行した.病理組織所見はB-cell type diffuse large non-Hodgkin malignant lymphomaであった.発症から緩徐な経過をとり, ステロイドが効果のなかったことが診断まで時間を要した原因と思われた稀な脊髄悪性リンパ腫を経験した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.7887/jcns.10.409
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003812349
ID情報
  • DOI : 10.7887/jcns.10.409
  • ISSN : 0917-950X
  • CiNii Articles ID : 110003812349
  • SCOPUS ID : 0034979569

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