講演・口頭発表等

国際会議

クラスターガスターゲットの特性評価とレーザー駆動イオン加速実験への応用

8th International Conference on Inertial Fusion Sciences and Applications (IFSA 2013)
  • 神野 智史
  • ,
  • 福田 祐仁
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  • 榊 泰直
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  • 金崎 真聡
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  • 近藤 公伯
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  • Faenov A. Ya.*
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  • Skobelev I. Yu.*
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  • Pikuz T.
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  • Boldarev A. S.*
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  • Gasilov V. A.*

開催年月日
2013年9月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
日本

クラスターターゲットを用いたレーザー駆動イオン加速実験において、数十MeVのイオン加速を実現している。その加速メカニズムの解明には、ターゲットの初期状態を理解することが重要である。そこで、ターゲットであるCO$_2$/HeおよびCO$_2$/H$_2$混合ガス中に存在するCO$_2$クラスターのサイズをミー散乱法により評価した。その結果、CO$_2$クラスターのサイズはそれぞれ0.22$\mu$mおよび0.25$\mu$mであった。また、ターゲットのガス密度分布を干渉法により評価した。さらに、J-KARENレーザー(1.0$\times$10$^{19}$W/cm$^2$)をターゲットに照射し、それにより発生する電子のエネルギースペクトルをターゲットへの照射位置を変えながら測定した。このようにして得られる電子エネルギースペクトルはリアルタイム検出可能であり、イオン加速の最適条件探索のための指標になる。結果として、電子エネルギースペクトルは照射位置に強く依存していることが分かった。このことはイオン加速に適した照射位置が存在することを示唆している。発表では電子エネルギースペクトルとターゲット初期状態との相関について考察する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042903