2003年7月12日
学習履歴の双対性 : 学習履歴を活用したe-learning高度化の数理的基礎を目指して
情報処理学会研究報告. CE,[コンピュータと教育]
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- 巻
- 70
- 号
- 70
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 8
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人情報処理学会
学習活動が電子的環境で展開されるということは,活動の記録を電子的に保持し蓄積することが可能となったことを意味する。しかし,「教育の情報化」において,学習履歴の活用が十分に着目されてきたかどうかは再考の余地がある。本研究のメンバーは,電子的学習環境における学習者のプロファイルと学習履歴の有効活用に着目し,これまでにユーザが自由文で登録するプロファイルとアブストラクトとの一致度に基づき文献情報を配信するシステムの実装と評価実験を企画し,現在は語彙学習の履歴と学習者の到達度などから学習項目の難易度の推定を行う実験を企画中であるが,こうした経験に先だって,学習履歴を蓄積し分析する際には,学習者に即した観点に加え,学習項目に即した観点も(特にコンテンツの改訂と高度化のために)重要であると主張してきた。本稿は,この点を理論的に整理し,学習履歴の蓄積と分析の基本的な枠組みを検討しようとした試みである。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110002776174
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10096193
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/6676197
- ID情報
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- ISSN : 0919-6072
- CiNii Articles ID : 110002776174
- CiNii Books ID : AN10096193