論文

査読有り
2010年7月

Instant fMRIにおける画質向上のための至適撮像条件の検討

北海道放射線技術雑誌
  • 赤塚 吉紘
  • ,
  • 原田 邦明
  • ,
  • 長濱 宏史
  • ,
  • 櫻井 佑樹
  • ,
  • 篠崎 淳

70
70
開始ページ
25
終了ページ
28
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本放射線技術学会-北海道支部

Instant fMRIにおける画質向上のための至適撮像条件について検討した。健常人5例を対象とした。パラレルイメージングを使用した場合、歪みが軽減していることが視覚的に明瞭に示された。TE=20msではT1強調画像とEPIの画像がほぼ同心円上に重なっているのに対し、TE=35msでは円の中心がズレ、歪みが大きくなっていることが視覚的に明らかとなった。TEを延長することで歪みが大きくなった。各TEにおけるSPM5による一次運動野の賦活領域のz値、t値共にTE=20msとTE=35msにおいてほぼ同等で高い傾向が得られた。EPIの画像の歪みとBOLD効果を総合的に判断すると、パラレルイメージングを適用し、TEを20msに設定すると画質が最適化された。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002206877189686
ID情報
  • ISSN : 0912-0327
  • 医中誌Web ID : 2011224925
  • J-Global ID : 201002206877189686

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