2016年
J-PARC 3GeVシンクロトロン入射ビームダンプの温度解析
Proceedings of 7th International Particle Accelerator Conference (IPAC '16) (Internet)
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- 開始ページ
- 2380
- 終了ページ
- 2382
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18429/JACoW-IPAC2016-WEPMR046
マルチターンH$^{-}$入射方式を用いる大強度ビーム加速器においては、荷電変換されなかったビーム用のビームダンプへの入熱は数千ワットにもおよぶ可能性がある。そのような場合、ビームダンプの構造物の温度は、機械強度としての許容値を超える可能性も出てくる。しかしながら、ダンプ構造物の各所温度を測定することは不可能である。我々は、J-PARC 3GeVシンクロトロンの入射ビームダンプについて、ダンプ構造物の各所温度と、実際に温度測定ができている箇所との対応を調査すること、及びビームによる入熱の許容最大値を知ることを目的とし、熱解析を行った。実構造に基づきモデル化を行い、さらに外部境界条件が内部構造物の温度に影響を与えないよう、十分大きな領域をモデル範囲とした。計算結果によると、コンクリート温度が許容値を超えないためには3 kW程度が入熱の限界であることが分かった。ただし実測との比較から、より精度の良い熱計算にはダンプ構造物間の温度抵抗を考慮する必要があることが分かった。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.18429/JACoW-IPAC2016-WEPMR046
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85015264492&origin=inward
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85015264492&origin=inward
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5055958
- ID情報
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- DOI : 10.18429/JACoW-IPAC2016-WEPMR046
- SCOPUS ID : 85015264492