2018年4月 - 2022年3月
地域で生活する災害弱者の災害時の備えの在り方と支援システム構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
災害対策は、地域に住む人が自らの特性にあわせ、其々に準備することが重要であると考える。本研究では、難病患者に焦点を当て、患者が災害準備をするにあたり、その疾患の特徴に応じた自主的な対応を支援するシステムとして、地縁コミュティ、患者会の役割を期待し、その支援のあり方への示唆を得ることを目的としている。
主な調査の目的及び計画は以下の3点である。1)一般社団法人日本難病・疾病団体協議会に加盟する団体に依頼し、アンケート調査を実施し、難病患者の災害準備を支援するソーシャルサポートとしての国内の患者会活動の現状を明らかにする。2)難病患者はじめ災害弱者のとらえる、災害準備および被災時に予想される困りごと、現在の準備状態から、各疾患特有の課題、共通点を明らかにする。3)地域のサロン等に参加する高齢者を対象に地縁・地域包括支援センターに支えられると考えられる高齢者の支援と比較し自助・互助を自身の災害準備の実際、そして地域支援取り組みの特徴、特に強みを明らかにする。
平成30年度は、地域高齢者への防災対策の取り組みの実態について文献検討、県内の地域包括支援センター地域ケア会議等に参加し、メンバーからの地域の概要、地域づくり、災害・防災対策についての情報収集、調査協力依頼を行った。また、難病患者を中心に疾患を持ちながら地域で生活する患者、高齢者の災害対策支援について、また、自身の災害準備、サポートについて文献検討を実施し、調査内容(アンケート用紙、インタビュー調査)の検討を行った。
主な調査の目的及び計画は以下の3点である。1)一般社団法人日本難病・疾病団体協議会に加盟する団体に依頼し、アンケート調査を実施し、難病患者の災害準備を支援するソーシャルサポートとしての国内の患者会活動の現状を明らかにする。2)難病患者はじめ災害弱者のとらえる、災害準備および被災時に予想される困りごと、現在の準備状態から、各疾患特有の課題、共通点を明らかにする。3)地域のサロン等に参加する高齢者を対象に地縁・地域包括支援センターに支えられると考えられる高齢者の支援と比較し自助・互助を自身の災害準備の実際、そして地域支援取り組みの特徴、特に強みを明らかにする。
平成30年度は、地域高齢者への防災対策の取り組みの実態について文献検討、県内の地域包括支援センター地域ケア会議等に参加し、メンバーからの地域の概要、地域づくり、災害・防災対策についての情報収集、調査協力依頼を行った。また、難病患者を中心に疾患を持ちながら地域で生活する患者、高齢者の災害対策支援について、また、自身の災害準備、サポートについて文献検討を実施し、調査内容(アンケート用紙、インタビュー調査)の検討を行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K10570
- 体系的課題番号 : JP18K10570