2013年4月 - 2016年3月
琉球の近世計画村落形成に伝統的祭祀施設と村抱護が果たした役割と意味に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、明治期の地籍図写し並びに昭和30年代の一筆調査資料を集約し、韓国・済州大学所蔵の未公開米軍航空写真(昭和20年)等を収集した。その上でデーターを重ね合わせて景観復元図を作成し、現地調査を行った。その結果、近世期に発生した計画的「格子状」集落の地形的立地特性から見た村落の空間構造に村抱護や御嶽がどの様に係わっていたかがほぼ解明された。事例として、近世期に「村立て」した琉球列島の83村落から景観復元可能な35村落を抽出し、二類型・5分類にて理解可能であることを示した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25289212
- 体系的課題番号 : JP25289212