2021年6月25日
火の鳥「はやぶさ」未来編 その24 〜可視光でみたリュウグウ〜
日本惑星科学会誌遊星人
- 巻
- 30
- 号
- 2
- 開始ページ
- 64
- 終了ページ
- 71
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14909/yuseijin.30.2_64
- 出版者・発行元
- 日本惑星科学会
ONC (Optical Navigation Camera; 光学航法カメラ) は探査機はやぶさ2の目であり, リュウグウを訪れた際には科学的にも工学的にも広報的にも幅広く活⽤された.ONCは広域撮像⽤のONC-W1,ONC-W2,望遠カメラ且つ7色のバンドパスフィルターをもつONC-Tで構成されている.ONC-Tは科学観測において特に重要で,フィルターを活⽤し⼩惑星表⾯の色の変化を記載することや解像度の高い画像から詳細な地形の観測を目的としている.試料採取地点の選定にも,粒径や風化作⽤の推定といった核となる情報を得て貢献してきた.本稿では,今後のサンプル分析を見据えて,主にONCチームのONC-Tを⽤いた分光観測における活動とその結果として得られた“仮説”を振り返りたいと思う.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14909/yuseijin.30.2_64
- ISSN : 0918-273X
- eISSN : 2423-897X
- CiNii Articles ID : 130008065707
- CiNii Books ID : AN10446455
- CiNii Research ID : 1390851662265775872