これまで様々な有機化合物が構造指向剤（SDA）としてゼオライト合成に用いられてきたが、ヒドロキシル基を持つSDAについての研究例はあまり多くない。本研究では、トリメチルエタノールアンモニウム塩などのヒドロキシル基を持つ四級アンモニウム塩をSDAとして用い、ゼオライト合成を試みた。このようなSDAを用いることにより層状化合物と思われる物質が得られ、これらを経由したゼオライトの合成が期待された。