2019年9月
相対的リスク回避度を考慮した幸福度調査による統計的生命価値の属性別計測
土木学会論文集G(環境)
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- 巻
- 75
- 号
- 5
- 開始ページ
- I_201
- 終了ページ
- I_209
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejer.75.i_201
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
<p> 本研究では,一般的な死亡リスクを対象とし,理論的に整合的な統計的生命の価値(VSL)を計測するために,幸福度調査からデータを収集し,順序反応モデルを用いて幸福度関数を推定した.本研究で得られた知見は以下の通りである.(1) 相対的リスク回避度が1の場合(対数型効用関数),平均VSLは約6,912万円,一方で相対的リスク回避度が1.260の場合,平均VSLは約7億3,521万円とそれぞれ計測された.(2) 先行研究のように,年齢別のVSLは20代から50代までは増加するものの,60代で減少に転じ,VSLが逆U字型の形状を示す結果となった.(3) 子供や孫の有無,配偶者の有無,世帯人数,居住地といったさまざまな属性も,少なからずVSLに影響を及ぼすことが示唆された.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejer.75.i_201
- eISSN : 2185-6648
- CiNii Articles ID : 130007821933