2013年 - 2015年
CTにおける放射線被ばくのDNA損傷に対する影響の検討
文部科学省 科学研究費助成事業(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
- 資金種別
- 競争的資金
2013年4月~2014年4月現在まで、心臓アブレーションの術前検査として心臓CT撮影を行った患者36例に対して、CT撮影の直前、検査後15分、検査後2-3日後に、採血を行い、得られた血液において、リンパ球を分離して培養し染色体異常、γ-H2AXを測定した。これらのうち、γ-H2AXはDNA損傷の個数に対応し、染色体異常の数はDNA損傷が修復できなかったこと(DNAの修復エラー)に対応する。現在まで、15症例において解析を修了した。その結果、1細胞あたりの平均の染色体異常の数は、CT検査前5982、CT検査直後8987、検査後2-3日8391出会った。また、γ-H2AXについては、1細胞あたりの平均fociは、CT検査直前で0.06、CT検査直後で0.47、2-3日で0.09であった。未だ、数が被検者数が少ないために、確定的なことは言えないが、γ-H2AXの結果からCTによる被ばくによりCT直後よりDNAの損傷は8倍程度に増加するが、数日後には損小数はほぼCT検査前に戻る可能性が高いと考えられた。
また上記のin vivoの結果と同時に、
また上記のin vivoの結果と同時に、