2012年6月 - 2017年3月
プラズマ・ナノマテリアル動態学の創成と安全安心医療科学の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
大気圧低温プラズマの安全性評価としてマウス皮膚、酵母、カイコ、口腔がん細胞へのプラズマ照射およびマウスを用いたプラズマ活性培養液(PAM)の影響評価、水中プラズマ法による金属ナノ粒子の作製と体内分布の解析を行った。酵母、カイコ、口腔がん細胞へのプラズマ照射では明らかな量-反応関係は観察されなかったが、マウス皮膚へのプラズマ照射ではプラズマ源とマウス皮膚との距離に依存して、皮膚病変が発現し、プラズマ源と皮膚間距離との間で皮膚障害発現の安全閾が示唆された。さらに、PAMのマウス腹腔内投与では明らかな組織障害は観察されず、PAMによる副作用の発現は非常に少ないと考えられた。
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- 課題番号 : 24108009
- 体系的課題番号 : JP24108009