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2014年5月24日

聴覚的に顕著な音の呈示に伴うマイクロサッカードの動的特性の変化 (音声 音学シンポジウム2014)

電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
  • 米家 惇
  • ,
  • リャオ シンイ
  • ,
  • 木谷 俊介
  • ,
  • 古川 茂人
  • ,
  • 柏野 牧夫

114
52
開始ページ
411
終了ページ
414
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

聴覚的注意の誘発に伴い,マイクロサッカードとよばれる微小な眼球運動の発生頻度が変化することが知られている.従来の研究の多くはマイクロサッカードの発生頻度や振幅に着目しており,波形の形状や動的特性については解析の対象とされてこなかった.本研究では,マイクロサッカードの波形が位置制御系(二次遅れ系)のステップ応答とみなせることに着目し,減衰係数および固有振動数を導出することで,聴覚的に顕著な音の呈示(外因性の注意の誘発)に伴ってマイクロサッカードの振動性および敏捷性が一時的に増加することを示した.以上の結果は,外因性の聴覚的注意の誘発に伴って,マイクロサッカードの運動制御の特性が一時的に変化することを示唆する.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009903175
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013221
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025514070
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009903175
  • CiNii Books ID : AN10013221

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