MISC

2014年3月

廃ゼオライトの長期保管方策の検討; ゼオライト吸着塔を用いた塩分洗浄挙動評価,1

JAEA-Research 2013-042
  • 佐藤 博之
  • ,
  • 寺田 敦彦
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  • 林田 均
  • ,
  • 上地 優
  • ,
  • 小林 順
  • ,
  • 山岸 功
  • ,
  • 森田 圭介
  • ,
  • 加藤 千明

開始ページ
25
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-research-2013-042

福島原子力発電所事故の滞留水処理で使用済みとなったゼオライト吸着塔(KURION吸着塔)は、塩分腐食を防ぐために、内部を淡水で洗浄し長期保管されている。しかし、残留する塩分量によっては腐食への影響も懸念されることから、腐食評価のために海水系小規模試験を通して、その洗浄効果の検証を進めている。洗浄状態は対象となる装置に依存することが考えられることから、KURION吸着塔を用いた洗浄試験を実施している。試験は、KURION吸着塔内を1,650ppmNaCl水(1,000ppmCl相当)で満水にした後に容積流量4.5m$^{3}$/hで純水を注入して洗浄し、吸着塔の排水から洗浄時のサンプル水を取ってCl濃度を計測した。その結果、吸着塔内のCl濃度は、吸着材充填体積の約2倍の通水量で1,000ppmから0.5ppm以下にまで低下し、KURION吸着塔において洗浄効果が高いことを確認した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-research-2013-042
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042080
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-research-2013-042

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