MISC

2019年8月

原子炉廃止措置に係る原子炉構造物の放射化評価に関する研究

KURNS Progress Report 2018
  • 関 美沙紀
  • 石川 幸治*
  • 永田 寛
  • 大塚 薫
  • 大森 崇純
  • 花川 裕規
  • 井手 広史
  • 土谷 邦彦
  • 佐野 忠史*
  • 藤原 靖幸*
  • Zhang J.*
  • 堀 順一*
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開始ページ
終了ページ
257
記述言語
英語
掲載種別

JMTR施設の廃止措置を進めるにあたり、多くの放射性廃棄物が発生するが、これらはドラム缶等に格納し、コンクリートを充填して、廃棄体とする計画である。しかし、アルミニウムは、コンクリートと反応し水素ガスが発生し、廃棄体を破損することが懸念されている。本研究は、湿式法によるアルミニウムの安定化処理法の開発を行った。JMTRで多く使用されている2種類のアルミニウム試料を準備し、KURで照射した後、強塩基であるNaOHに溶解した。溶解液をろ過した後、中和処理をしてAl(OH)$_{3}$を生成した。それぞれの工程で得た残差及び溶液は、放射化分析を行った。この結果、Al合金内に含まれる不純物$^{51}$Crおよび$^{59}$FeはAl成分と分離することができ、低レベルのAl(OH) $_{3}$の抽出が可能であることが示唆された。今後、Al(OH)$_{3}$の焼成温度の最適化を図り、安定なAl$_{2}$O $_{3}$を製作する条件を決定する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5065570
ID情報
  • ISSN : 2434-947X

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