2015年4月 - 2018年3月
口腔癌発生に関わる腫瘍免疫学的解明と早期診断法の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
口腔扁平上皮癌の腫瘍周囲のTCR遺伝子ライブラリは原発巣とリンパ節転移巣で異なっていたことより、転移に伴う腫瘍抗原性の変化が示唆された。一方、含関連遺伝子である上皮増殖因子(EGFR)関連遺伝子の発現解析により、口腔扁平上皮癌原発組織におけるErbB1の有意な高発現を認めた。また、リンパ節転移陽性群での有意な低生存率が確認されたため、リンパ節転移陽性群で強発現を呈したErbB4は口腔癌の予後予測を直接反映する有用なバイオマーカーとなり得ることが示唆された。
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- 課題番号 : 15K20570
- 体系的課題番号 : JP15K20570
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