合金相を含む燃料デブリの安定性評価のための基盤研究,12; 模擬燃料デブリの化学状態分析と酸化劣化に対する安定性評価
日本原子力学会2022年春の年会
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- 開催年月日
- 2022年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 神戸(online)
- 国・地域
- 日本
福島第一原子力発電所炉内では、ステンレス(SUS)配管や圧力容器等の構造材と溶融した燃料や被覆管成分が高温で反応し、合金相を含む燃料デブリが形成されたと考えられる。1F炉内環境における燃料デブリの安定性評価には、燃料デブリの表面でどのような化学反応が進み、放射性物質の溶出挙動に影響を及ぼす可能性があるのかを把握しておく必要がある。そこで、本報告では、UO$_{2}$とSUSに加えてジルコニウムを含む模擬デブリ試料(UO$_{2}$-Zr(ZrO$_{2}$)-SUS系模擬デブリ)について、経年変化処理として純水および過酸化水素水溶液への浸漬試験を行い、溶液分析,レーザー分光分析,メスバウアー分光分析により浸漬による化学的な変化を調べた。