2014年9月21日
サイバーカルチャーにおける<身体>の現象学的分析-映画『Ghost in the Shell』をめぐって
社会情報学会大会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 社会情報学会
- 開催地
- 京都大学
本発表では、現象学的方法に基づき、押井守が監督した映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の草薙素子の身体図式・身体イメージの分析を試みた。人形使い事件前の草薙の言葉は、機械との接合により再構成された<身体>も紛れもなく<私>をうみだす要素であることを示唆していた。しかし、立花隆と押井の対談からは、事件後においては異質な者とのネットワークや相互作用が<身体>と捉えられるようになっていることが推察できる。