共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年 - 2011年

細径求心性神経線維への刺激による筋緊張緩和のメカニズム-そのとき脳は?-

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)
  • 矢嶌 裕義, 高山 美歩, 高倉 伸有

課題番号
23500622
体系的課題番号
JP23500622
配分額
(総額)
5,590,000円
(直接経費)
4,300,000円
(間接経費)
1,290,000円
資金種別
競争的資金

脳梗塞などにより筋緊張(常に生じている持続的な弱い筋収縮)が病的に強い場合に、電気刺激を与えてその緊張を緩めることを目的としたリハビリテーションを行うことがある。本研究では、指先に振動を与えて不随意的に指を屈曲させることができる反射を用いて強い筋緊張を生じさせ、これと同時に電気刺激を与えて筋緊張が緩む時の脳活動を、脳波を用いて観察した。その結果、電気刺激を与えた場合には、この反射によって起こる脳内の神経活動のエリアが一部に限定されるとともに、筋緊張緩和に関連すると言われる前頭前野背外側部の神経活動が先行して高まることがわかり、電気刺激による筋緊張の緩和の脳内メカニズムの一端が確認された。

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/23500622.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23500622
ID情報
  • 課題番号 : 23500622
  • 体系的課題番号 : JP23500622