2015年 - 2018年
鍼のプラセボ対照ブラインド化臨床試験に潜むプラセボ効果とノセボ効果の検証
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 15K08938
- 体系的課題番号
- JP15K08938
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,940,000円
- (直接経費)
- 3,800,000円
- (間接経費)
- 1,140,000円
- 資金種別
- 競争的資金
鍼を刺すことによる効果を突き止めるのは非常に難しい。「鍼は効く」と思っていると良くなることがあるからである。本研究では、鍼治療は「効く」または「効かない」と予告した肩こり患者様に対し、私たちが開発した、鍼を刺すことによる効果だけを抽出するための偽鍼か、または本物鍼で治療を行った。その結果、偽鍼と本物鍼には同程度の効果があり、鍼は効かないと告げられると効果が大きく損なわれることがわかった。これらの結果は、従来、研究の対象とされてきた鍼そのものの効果だけでなく、実際の鍼治療の場において患者様が得られる総合的なメリットに注目するという新しい評価法が重要であることを示す結果であると考える。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 15K08938
- 体系的課題番号 : JP15K08938