2010年10月28日
領域ベースの隠れ変数と確率伝搬法を用いた画像領域分割(IBIS2010(情報論的学習理論ワークショップ))
電子情報通信学会技術研究報告. IBISML, 情報論的学習理論と機械学習
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- 巻
- 110
- 号
- 265
- 開始ページ
- 91
- 終了ページ
- 97
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社団法人電子情報通信学会
ベイズ推定を用いる画像処理においてエッジを表現するためには隠れ変数の導入が有効である.本稿では,領域ベースの隠れ変数を用いる結合MRFモデルに基づき,確率伝搬法の一種であるビリーフプロパゲーションと変分推論法を組み合わせた手法を用いて画像の修復と領域分割を行う決定論的なアルゴリズムを導出する.このアルゴリズムでは原画像や隠れ変数だけでなく2個のハイパーパラメータも推定する.さらに,変分自由エネルギー最小化によるモデル選択も行う.熱浴法で生成した人工画像やガウス雑音が重畳された自然画像を用いた実験により,提案手法が一枚の劣化画像だけから良好な修復と領域分割を行う潜在能力を有することを示す.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008153966
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12482480
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008153966
- CiNii Books ID : AA12482480