2018年9月18日
EuFe$_2$As$_2$での圧力誘起超伝導に伴う新規反強磁性秩序
Physical Review B
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- 巻
- 98
- 号
- 10
- 開始ページ
- 100502\_1
- 終了ページ
- 100502\_6
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1103/PhysRevB.98.100502
新規超伝導物質の発現機構を解明するためには磁性と超伝導性の関係を理解することが重要である。我々は鉄ヒ素超伝導体の一つであるEuFe$_2$As$_2$に対して$^{57}$Fe核共鳴前方散乱(NFS)を用い、2.4から3.0GPaの圧力範囲で、Fe副格子での反強磁性と超伝導の共存を発見した。Fe副格子の磁性状態は2.7GPaでストライプ型反強磁性から超伝導を伴う新しい反強磁性秩序へと変化した。超伝導転移温度以下で、超伝導とともに新しい反強磁性が発展しているのが、NFSの温度依存性から明らかになった。この2種類の秩序の非自明な相関は鉄系超伝導体における磁性と超伝導の新しく興味深い関係性を証明するものである。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1103/PhysRevB.98.100502
- ISSN : 2469-9950
- eISSN : 2469-9969
- SCOPUS ID : 85053858644