2013年8月25日
コマ送り読影中のコマ落ちの調査及び対策技術の開発と評価
第15回医用画像認知研究会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 医用画像認知研究会
- 開催地
- 京都府京都市
昨今では画像診断医がCTやMRI等の断層像を読影する際にはPACSを用いて画像をコマ送り表示するのが一般的だが,撮像機器の性能向上により解像度が向上し,それにより読影する画像の枚数が著しく増加したので,コマ送りが高速化している。しかし,輝度やコントラストなどの静的特性と違い,コマ送り中の動的特性はPACSの性能評価の対象とされておらず,ビューワーによって見え方の印象に違いがある。その原因を調査するためにコマ送り表示中のディスプレーを毎秒1000枚の撮影が可能な高速カメラで撮影して調査したところ,薬事承認済のものも含めて多くの機器でコマ送り表示中に一部のスライスが表示されなかった。一方,コマ落ち対策技術を実装したビューワーを用いると全てのスライスが表示された。この発表では,今回の調査の結果及びコマ落ちが発生する理由と対策技術について報告する。