2016年4月 - 2019年3月
石英中炭素14の超高感度測定法の開発と氷河地形編年への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
石英中に存在する宇宙線生成核種炭素14を検出するための高感度で迅速な加速器質量分析法を確立し、モレーン岩石に炭素14表面照射年代法を適応させて氷河地形編年を行うことが目的である。6MVタンデム加速器とガスイオン源を用いて、二酸化炭素から炭素14を迅速に測定する手法開発を進めた。ガスイオン源は固体イオン源と比べてバックグラウンドと測定誤差が高いが、少なくとも0.5-1.0ミリグラムの二酸化炭素について炭素14の迅速測定が可能である。他の宇宙線生成核種(ベリリウム10・アルミニウム26・塩素36・カルシウム41)の超高感度測定も可能となった。
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- 課題番号 : 16K16347
- 体系的課題番号 : JP16K16347