2013年10月 - 2017年3月
「あかり」赤外線全天サーベイデータを用いた宇宙星形成史の統一的解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
日本の打ち上げた赤外線天文衛星「あかり」による遠赤外線全天観測データを解析し、星間輻射スペクトルのピーク付近の複数の波長帯(65, 90, 140, 160μm)の詳細な全天画像を作成した。作成した全天画像を世界の天文学者へ向けて公開した。公開に際してはJAXA宇宙科学研究所及び欧州宇宙機関(ESA)からプレスリリースを行った。太陽系内ダストの輻射分布をこれまでにない精度で決定し、銀河系ダストからの輻射成分と分離することに成功した。得られた画像を用い、星生成領域中のフィラメント構造を抽出することで、フィラメント構造と星形成との関係を広域に亘り明らかにした。
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- 課題番号 : 25247016
- 体系的課題番号 : JP25247016