2017年4月 - 2020年3月
ゼオライトナノシート凝集体の構造的柔軟性を利用した新規担持触媒の創出
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
金属種が原子レベルで分散担持された固体触媒を環境・エネルギー分野の化学反応に利用する研究が活発に行われている。本研究では,層状構造をもつゼオライト前駆体を利用し,その微細孔空間内に金属超微粒子を担持する手法の創出を目指した。層状前駆体の合成条件,層間からの有機構造規定剤の抽出条件,層間に導入するアミノアルコールと金属錯体混合物の種類と組成,得られた試料の熱処理条件について検討を行った。その結果,金属錯体とアミノアルコールの選択,そして試料の活性化処理条件を工夫することで,sub-nmサイズの超微粒子が担持可能であること,得られた触媒が試験反応において特に高い活性を示すことが明らかとなった。
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- 課題番号 : 17H03449
- 体系的課題番号 : JP17H03449