2008年 - 2010年
新規糸球体特異的遺伝子の機能解析と糖尿病性腎性への治療応用に関する検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
我々は糸球体ポドサイト特異的遺伝子として同定したR3h domain containing like(以下R3hと略す)に着目して研究を行った。R3h 遺伝子ノックアウトマウスを作成した所、ポドサイトの足突起や基底膜に構造変化を来たすことを明らかにした。さらにR3hノックアウトマウスにストレプトゾトシンを投与して糖尿病を惹起させると、野生型に比し尿アルブミン排泄が増加した。R3h遺伝子がポドサイトの恒常性維持に重要であることが明らかとなった。
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- 課題番号 : 20590947
- 体系的課題番号 : JP20590947