共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

独自ラット肺移植モデルを用いた間葉系幹細胞による拒絶抑制法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19K09309
体系的課題番号
JP19K09309
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

我々は間葉系幹細胞(MSC)の免疫抑制効果に注目した。動物実験で肝臓等ではMSC投与により持続的な免疫抑制効果を示し、免疫抑制剤の減量や免疫寛容状態も確立している。しかし、肺移植領域ではその検討は遅れているため、有効な幹細胞治療が確立されれば、肺移植後の拒絶反応の軽減と生存率の上昇、長期的な免疫抑制剤による副作用を軽減できる。幹細胞治療において最適な幹細胞ソースを見つけるため、レシピエント由来脂肪幹細胞、ドナー由来脂肪幹細胞、他科由来脂肪幹細胞の免疫抑制効果を比較し、明らかな有意な差は認めなかったが、より拒絶反応軽減傾向を認めたレシピエント由来幹細胞がより免疫抑制効果を発揮することが判明した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K09309
ID情報
  • 課題番号 : 19K09309
  • 体系的課題番号 : JP19K09309