2015年12月
CT画像による鼻腔狭窄の評価が有用であった口腔外科手術の経鼻挿管困難症例
岡山歯学会雑誌
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- 巻
- 34
- 号
- 2
- 開始ページ
- 29
- 終了ページ
- 31
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
口腔内が術野となる口腔外科手術では気管挿管の手段として経鼻挿管が多用されるが、経鼻挿管を行った場合、鼻腔に狭窄があると挿管困難の原因になるため、その術前評価は重要である。今回著者等は、鼻腔の狭窄による気管チューブ狭窄のため挿管困難となり、経口挿管に変更した症例(13歳男児)を経験した。術前のパノラマX線で鼻腔狭窄は認めていなかったが、手術後に術前CT画像から鼻腔狭窄の評価を行ったところ、鼻腔内の軟組織が肥厚し、鼻腔の一部が狭窄している所見が認められた。
- ID情報
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- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2016182683