2015年4月 - 2017年3月
次世代分化制御薬の開発を目指した転写因子複合体の構造機能解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
細胞増殖因子の一つであるTGF-βスーパーファミリーは、細胞の様々な機能を調節する多機能性サイトカインである。本研究では、TGF-βシグナルを受容した細胞内で形成され、実際に遺伝子発現の制御を行う転写因子複合体Smad3-FoxH1に着目し、その構造と機能の解析を行った。X線結晶構造解析法によりSmad3-FoxH1複合体の立体構造を決定したところ、他の複合体構造では見られなかった、新規の相互作用面を同定することに成功した。
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- 課題番号 : 15K14708
- 体系的課題番号 : JP15K14708