2020年1月
ハイブリッドMMFシステムにおけるスクリュー刺入部位の安全性と剌入順序
形成外科
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- 巻
- 63
- 号
- 1
- 開始ページ
- 114
- 終了ページ
- 120
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 克誠堂出版
歯牙や歯根損傷を回避して歯槽骨へのスクリュー刺入をより安全に行う方法について検討した。対象は、2013年1月〜2017年12月までの5年間に治療した顎骨骨折患者58例(男性41例、女性17例)とした。X線、CTを用いて計測し、得られた歯根尖間距離からSMART Lock Hybrid MMF(SLH)スクリュー刺入における安全領域と刺入順序について評価した。その結果、上顎の歯根尖間距離は、左右ともに側切歯-犬歯間が最大で、第1・2小臼歯間が最小であった。下顎は、左右ともに側切歯-犬歯間が最も広く、中切歯-側切歯間が最も狭かった。以上より、スクリュー刺入の安全領域は、上顎は第2小臼歯と第1大臼歯の間で、下顎は犬歯から第2大臼歯までの臼歯部であった。危険領域は上顎は、歯根尖間距離の最も小さい第1・2小臼歯間で、下顎は歯根尖間距離のもっとも小さい切歯・側切歯間であった。スクリュー刺入順序においては、上顎は、正中(切歯間)にスクリュー刺入し、SLHの固定に用いる基準点とする。次に側切歯・犬歯間にスクリュー刺入する。最後に第2小臼歯・第1大臼歯間にスクリュー刺入する。下顎も上顎と同様の順序だが、上下第1大臼歯の咬頭嵌合位とするため、上顎に刺入したスクリューに対応した位置とした。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40022122637
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00072268
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/030187655
- ID情報
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- ISSN : 0021-5228
- 医中誌Web ID : 2020240140
- CiNii Articles ID : 40022122637
- CiNii Books ID : AN00072268