論文

査読有り
2018年2月

「島しょ型地域包括ケアシステム」の支援プログラム開発と住民参加による評価 2つのモデル島での参加型アクションリサーチから

日本ルーラルナーシング学会誌
  • 大湾 明美
  • ,
  • 田場 由紀
  • ,
  • 山口 初代
  • ,
  • 砂川 ゆかり
  • ,
  • 佐久川 政吉
  • ,
  • 長堀 智香子
  • ,
  • 知念 真樹

13
開始ページ
13
終了ページ
27
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本ルーラルナーシング学会

本研究の目的は、2つのモデル島での参加型アクションリサーチにより、「島しょ型地域包括ケアシステム」の支援のプロセスから支援プログラムを開発し、住民参加の成熟度の観点から支援プログラムを評価することである。モデル島に介入し、住民組織による住民会議を定期的に開催した。支援には、継続的な支援(基盤づくり)と、段階的な支援(支援内容)があった。段階的な支援内容は、"介入準備"、"住民組織づくり"、"高齢者のニーズ把握"、"地域の強み探し"、健康と介護の課題の整理"、"取り組む課題の焦点化"、"課題解決への協働のアクション"、"アクションの評価"、"活動継続への支援"、"住民の主体性の発揮"の10ステップがあり、そのステップはPDCAサイクルを描いていた。開発した支援プログラムをアーンスタインの住民参加の梯子、UNDPによる住民参加の成熟度、主体形成10ステップモデルで評価した結果、参加の成熟度は高いレベルに達していた。島しょの強みである「互助」を生かし、介護予防と生活支援を発展させることで「島しょ型地域包括ケアシステム」は構築されることが導かれた。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 1881-2783
  • 医中誌Web ID : 2019177960

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