2019年7月1日
時空間マッシュアップによる2018年大阪北部地震の実態再現と分析
電子情報通信学会 安全・安心な生活とICT研究会
- 巻
- 119
- 号
- 118
- 開始ページ
- 7
- 終了ページ
- 10
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
効果的な災害対応の実現には「状況認識の統一」が必要不可欠といわれているものの,十分に実現できているとは限らない.本研究では,時空間マッシュアップによる実態再現と分析を通して,その有用性を検証しながら,新しい知見の導出が可能かを検討する.とくに,2018年6月に発生した大阪北部地震の被災地である茨木市を事例として,その可能性を追求した.具体的には,クラウド型GIS基盤上に情報を展開し,時系列的・空間的に可視化するとともに,データ項目別に分析を進め,消防機関への緊急通報の傾向について新しい知見を導出した.