2012年4月
告知後のALS患者ケアを支える看護師に対するメンタルサポートの必要性に関する検討
日本看護学会論文集(精神看護)
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- 巻
- 42
- 号
- 42
- 開始ページ
- 210
- 終了ページ
- 213
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 論文集(書籍)内論文
- 出版者・発行元
- 日本看護協会出版会
筋萎縮性側索硬化症患者が医師から病名告知を受けた直後の看護において、熟練看護師が意図的に使っているケアの技術とケアを提供する時に感じる困難さを明らかにした。看護師経験10年以上で、神経内科病棟の経験5年以上の看護師3名を対象に、フォーカス・グループインタビューを行った。質的記述的分析の結果、告知後の看護ケアに使っている技術として、「傾聴から信頼関係を築く」「看護師間で患者の情報を共有し、ケアに反映する」「家族を巻き込んでケアしてゆく」が抽出された。ケアを提供する時に感じている困難さとして、「どのように関わればケアにつなげられるかと葛藤する」「病気の進行を知っているだけに告知は看護師も精神的負担になる」「適切な返答ができず、患者とのコミュニケーションがうまくゆかない」が抽出された。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019279121
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11995344
- ID情報
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- ISSN : 1349-2985
- 医中誌Web ID : 2012234581
- CiNii Articles ID : 40019279121
- CiNii Books ID : AA11995344
- identifiers.cinii_nr_id : 9000015339436