2004年
電子会議室の発言内容分析による協調学習の評価方法の提案
日本教育工学会論文誌
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- 巻
- 28
- 号
- 1
- 開始ページ
- 15
- 終了ページ
- 27
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15077/jjet.KJ00003730578
- 出版者・発行元
- 日本教育工学会
本研究では,CSCLにおける協調学習に参加している学習者の発言データをもとに,学習者自身や教師がその学習コミュニティのコミュニケーション活動を評価するための方法を提案した.その方法とは,電子掲示板の議論内容と個々の学習者との関係を,コレスポンデンス分析を用いて可視化することである.この方法を用いて,実際に異文化間CSCL実践の一部のデータを分析し,可視化した議論データについて,日本人学習者・外国人学習者の約半数,および日本人教師1名にインタビューを行い,評価情報としての妥当性と適用可能性を検討した.その結果,可視化されたマップによって,コミュニティの話題の分担や,学習者一人一人の知識共同体への関わりの状態が示され,自分や他者の興味関心に対する内省や気づきを促進し,学習者間の議論を活性化する可能性が示された.また,教師にとっては教育プログラム期間中の討論の評価やモデレーションに有効である可能性が示された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.15077/jjet.KJ00003730578
- ISSN : 1349-8290
- CiNii Articles ID : 110002983454
- CiNii Books ID : AA11964147
- identifiers.cinii_nr_id : 1000080332146