共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年 - 2012年

歯根膜を有した次世代型人工歯根の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
22390359
体系的課題番号
JP22390359
配分額
(総額)
19,240,000円
(直接経費)
14,800,000円
(間接経費)
4,440,000円

天然歯に近い歯根膜組織を有した次世代型インプラント体の開発を目的とした。本研究において、カルシウム刺激が当研究室で樹立した2種類の未分化なヒト歯根膜細胞株の増殖と骨系細胞への分化誘導作用があることを明らかにした。そこでラット脛骨骨窩洞内へハイドロキシアパタイトの円柱(HAp)とともに未分化なヒト歯根膜細胞を移植した結果、HAp 周囲に、移植細胞に由来した骨様硬組織形成とその周囲に歯根膜様線維組織の形成が観察された。つぎに同ラットの抜歯窩骨窩洞内に埋入した結果、歯根膜様組織の形成が認められた。以上より、HAp および未分化な歯根膜細胞との骨への移植によって歯根膜様組織を有した人工歯根を具現化可能な結果と手段が得られたと考えられる。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22390359/22390359seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22390359
ID情報
  • 課題番号 : 22390359
  • 体系的課題番号 : JP22390359