共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

「ぴあチーム」によるリアルタイムコラボレーション型運動習慣形成システムの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
17K01640
体系的課題番号
JP17K01640
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究は、運動習慣が確立していない大学生にMID健康・運動支援アプリケーションをダウンロードしてもらい、どのような種類を選択し、どうように活用しているのか、どのような問題があるのか、を検討した。
調査は、質問紙法で行った。分析対象者は、2018年8月および10月の2回を通じて回答が得られた大学1年生28名(18.3±0.6歳、男性:5名、女性:23名)であった。調査項目は、1.基本属性 (性別、年齢)2.運動習慣:運動行動の変容段階、運動頻度、運動好意度 、体育会系部・サークルへの所属など 3.健康・運動に関する自信感:健康行動および運動習慣 4.健康・運動支援アプリケーション活用:使用期間、内容(特徴)、イメージなど、であった。
2か月間継続してアプリを利用した13名の運動行動の変容段階(8月調査)ごとの割合は、無関心期2名、関心期3名、準備期5名、維持期3名であった。運動習慣が確立していない10名が利用していたアプリケーションは、動画によるインストラクションを活用したフィットネスや筋力トレーニング、ゲーミフィケーション機能を活用した遊び感覚でのウォーキング、の傾向が認められた。
2か月後の運動行動の変容段階は、2段階上昇が2名、1段階上昇が3名、不変が5名であった。
運動習慣が確立していない大学生の運動習慣形成には、動画によるインストラクション、運動履歴、ゲーミフィケーション機能を有する健康・運動支援アプリケーションの活用が効果的に働く可能性がある。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K01640
ID情報
  • 課題番号 : 17K01640
  • 体系的課題番号 : JP17K01640