MISC

2011年7月

原子力機構-東海タンデム加速器の被災状況

第24回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集
  • 松田 誠
  • 長 明彦
  • 阿部 信市
  • 石崎 暢洋
  • 田山 豪一
  • 仲野谷 孝充
  • 株本 裕史
  • 中村 暢彦
  • 沓掛 健一
  • 乙川 義憲
  • 遊津 拓洋
  • 月橋 芳廣
  • 花島 進
  • 石井 哲朗
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開始ページ
51
終了ページ
54
記述言語
日本語
掲載種別

2011年3月11日に発生した東北太平洋沖地震によって東海タンデム加速器施設は震度6弱の揺れに襲われた。加速器は16.1MVで運転中であったが、インターロックにより自動停止した。幸い、SF$_{6}$ガス及びHeガスの放出も発生せず、施設の大規模な損傷はなかった。タンク内の機器に甚大な被害は見られず一安心であったが、絶縁カラムを支持するカラムポストにひびや割れが確認された。地震の揺れの割に被害が小さかったのは、カラム全体が免震機構によって保護されていたおかげである。ビームラインでは、大型電磁石が数cm移動したり、真空ベローズが破壊されたりした箇所があった。被害の全容は調査段階であり完全には掴めていないが、確認された被災状況と現時点での復旧状況について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5031157

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