2018年11月
符号化欠損領域の自動検出を想定した腹腔鏡画像の色情報解析と医用画像診断における改善と効率的な分類器パラメータの適用(ヘルスケア・医療情報通信技術,医用画像,一般)
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像
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- 巻
- 118
- 号
- 286
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 26
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 出版者・発行元
- 電子情報通信学会
従来の人間の眼による判断に加えて,人工知能を積極的に活用した画像診断システムの開発が進められている.特に,腹腔鏡手術を始めとする外科手術支援を実現するには,情報工学,医工学の立場から,画像処理技術に基づく自動的な診断が必要である.医用画像における符号化欠損や劣化は工学的な画像と比べ,定量的な判断及び評価が難しく,客観的な符号化画質だけでなく,人間の視覚特性を考慮した色情報,そして,得られた画像情報に関して分類器パラメータを適用して,適切な画像診断を検討していく必要がある.本研究では,まず,内視鏡を用いて取得した腹腔鏡動画像からフレーム静止画像として切り出した画像のある領域において,H.265/HEVC符号化を行い,どの程度であれば検出可能かをPSNRにより判断した.次に,視覚の空間周波数特性を考慮しているS-CIELAB色空間を用いて,色情報の解析を行った.最後に,分類器パラメータを効率的に適用し,医用画像診断に関する考察を行った.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- J-Global ID : 201902232684876465