2011年2月14日
カメラ映像を用いた手指動作推定による情報機器の制御
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
本研究では非接触型デバイスである単眼カメラを用い,画像からユーザの手の位置と形状を推定することで,ユーザに対して拘束感や不自然な使用感を与えないマン-マシンインタフェースの構築を検討した.本システムでは,取り込み画像を直交座標系から対数極座標系に変換することで,画像のデータ量を減らし計算コストを削減することで,通常のカメラ以外の専用ハードウェアを用いずにリアルタイム性を実現し,対数極座標空間の高次局所自己相関特徴を用いることで背景の変化や手の回転に対しての頑健性を実現した.評価実験にて,通常の計算機とUSBカメラを用いて構築したシステムにて,実用的な速度で安定して検出することができた。