2014年4月 - 2016年3月
核磁気共鳴を用いた滲出型加齢黄斑変性に対する抗VEGF治療の反応性予測法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
遺伝子型や前房水VEGF濃度の測定など、従来から行われている方法では、典型的加齢黄斑変性(tAMD)とポリープ状脈絡膜血管症(PCV)を識別することは難しい。生体試料を核磁気共鳴(NMR)計測し、ケモメトリクスを用いてデータ解析する方法は、試料に含まれる豊富な情報を活用できるので、個々の試料の識別に役立つ。我々はこの手法によって、両疾患の識別が可能か検討した。まず、前房水の検体測定に最適なNMR計測値の取得法および信号処理法を開発した。次に、前房水58検体のNMR信号処理を行い、PLS-DA法によるクラス分類を行ったところ、両群は個々にクラスター化する傾向が見られた。
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- 課題番号 : 26670753
- 体系的課題番号 : JP26670753