2011年9月
保存型IDO法に対する高次精度風上補間関数の開発
日本流体力学会年会2011
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 八王子
数値計算の離散化手法である保存型IDO法は一つの変数に対して、複数のモーメントを陽的に定義することで、狭いステンシルで高次の補間関数を構築し、高い精度を得ることが可能となる。本研究では保存型IDO法の新しい風上補間関数を提案することで、より高精度な乱流解析手法を開発する。フーリエ解析及び線形移流計算問題において、提案した補間関数は高い堅牢性と精度を合わせ持つことが確認され、また非圧縮性流体の平行平板間乱流計算においては従来提案されている風上補間関数と比べて非常に良い結果が得られた。以上のことより、本計算手法を用いることで、従来手法に比べてより少ない計算量で高い解像度の結果が得られることが確認できた。