2018年
体育科・保健体育科における教科内容構成の固有性
研究集録
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- 巻
- 号
- 167
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 60
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/bgeou/55702
- 出版者・発行元
- 岡山大学大学院教育学研究科
本稿の目的は,体育科の教科内容構成の固有性とは何か,という問いに対する回答を提示し,体育科の教科内容構成における基本的な教材研究及び教材開発の方法論を示していくことである。そのために,まず体育科の内容・指導の4つの特殊性を概観した上で,各特殊性について検討し,教科内容構成の他教科に対する固有性を構造的に捉えた。 議論の結果,体育科における教科内容構成は,以下の固有性を有していることが明らかになった。①運動内容と学習内容を別に認識する必要がある,②からだとこころの一体化と解放を中核的な認識原理として持っている必要がある,③子どもの心身の発達が,学習方法・指導方法だけでなく,運動内容・学習内容も決定づける,④教科内容構成に際して,スポーツ科学諸領域の知見が必要になる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/bgeou/55702
- ISSN : 1883-2423
- CiNii Articles ID : 120006401583
- CiNii Books ID : AA12338258