MISC

2020年8月

イメージング質量分析法を用いた脳・脊髄プロテオーム解析による多発性硬化症のバイオマーカー探索

別冊Bio Clinica: 慢性炎症と疾患
  • 池川 雅哉

9
1
開始ページ
142
終了ページ
147
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)北隆館

多発性硬化症(Multiple Sclerosis;MS)は、中枢神経系(Central Nervous System;CNS)の炎症、脱髄、軸索変性などを主徴とする自己免疫疾患である。近年、組織切片から直接、質量分析を行い一度に多数の分子局在を可視化するイメージング質量分析法(Imaging Mass Spectrometry;IMS)の技術革新が進み、著者らは、この方法を用いてアルツハイマー病脳における種々のアミロイドベータの可視化に成功している。本稿は、MSの動物モデルとして実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental Autoimmune Encephalomyelitis;EAE)マウスCNSを対象としたin situプロテオーム・イメージングの可能性について概説する。(著者抄録)

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2020347830

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