2016年4月 - 2019年3月
LHC,RHICでの陽子-陽子衝突を用いた陽子-パイ中間子相互作用の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究を進めるにあたり、スイスにある世界最大の粒子加速器LHCを用いてたLHCfとATLASの2つの実験の共同データ解析体制を確立した。2つの実験グループ間の相互理解を進めるためにまずはシンプルな解析である最前方光子生成における回折事象の寄与の測定を行った。回析事象は、陽子-陽子衝突の内、約20%をしめており、衝突の中心領域での粒子生成が少ない。これを利用し、ATLAS検出器で粒子検出がない事象を選んでLHCf検出器の光子イベントを解析した。陽子-陽子衝突データを用いた陽子-パイ中間子衝突測定の解析は現在進行中であり、この結果も近いうちに公表できる予定である。
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- 課題番号 : 16K17692
- 体系的課題番号 : JP16K17692