共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年4月 - 2015年3月

肝炎ウイルスによる代謝修飾・炎症による肝発がんとその予防

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
22114004
体系的課題番号
JP22114004
配分額
(総額)
156,000,000円
(直接経費)
120,000,000円
(間接経費)
36,000,000円

C型肝炎ウイルス(HCV)感染では持続的炎症が発がん率を高める。しかし、HCV感染による持続的炎症の機構には不明な点が多い。本研究では炎症惹起に重要な働きをするサイトカインの産生がHCVによりどのように制御されているか、また、HCV感染のどのような環境下においてこれらのサイトカインが産生されるかを明らかにする目的で研究を行った。その結果、HCV感染においては既に報告されている免疫担当細胞以外に、HCV感染肝実質細胞と星細胞とのクロストーク、炎症状態で惹起されるAPOBEC1によるサイトカイン産生変化等が存在する事を見いだし、これらが持続感染状態における炎症の維持に寄与する可能性を明らかにした。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PLANNED-22114004/22114004seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PLANNED-22114004
ID情報
  • 課題番号 : 22114004
  • 体系的課題番号 : JP22114004